1.クイズ
Q 江戸幕府は、第5代将軍徳川綱吉の時代に、全国の酒造業者に対し
て運上(営業税)を課しました。この運上は「酒造運上」と呼ばれて
いましたが、その課税の目的は何だったのでしょうか?
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A 幕府は「酒造運上」開始の前年である元禄9年(1696)に、大量の飲
酒を禁じ、酒の流通量の抑制を促す触書を布達しています。このこと
から、「酒造運上」の開始は飲酒抑制を目的にしたものであると言わ
れています。
第5代将軍徳川綱吉は、生類憐みの令を発したことで有名ですが、
この法令は動物だけでなく、人間も愛護の対象にしており(例えば捨
子の禁止など)、飲酒抑制もこの一環であると考えられます。
なお、宝永6年(1709)に綱吉が死去した直後、第6代将軍徳川家
宣により生類憐みの令は廃止され、酒造運上も酒の価格高騰を理由に
廃止されました。
江戸時代には、この他にも酒造業者に対する課税がされていたよう
ですが、その内容は領主や地域によってまちまちであり、全国一律の
課税が行われたのは綱吉の時代のみでした。
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***このページの資料は、国税庁のメールマガジン(第19号)より引用しています***
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